モリチップのしごと
OUR WORKQ&Aで分かる
モリチップのしごと
Qモリチップって、何をしている会社?
Aモリチップは森林率⽇本⼀の⾼知県で「電気」や「紙」、「木質ボード」など様々な物のもとになるウッドチップをつくっている会社です。
Qウッドチップって何?
Aその名の通り、⽊材を削ったり砕いたりしてチップ(薄切りのかけら、木片)にしたものです。
⼭林から伐採された原⽊や、工事現場から出る木くずからも作られます。
ウッドチップの種類
ウッドチップは、紙や建築資材などになる「原料」と、発電所やボイラーなどで利用される「燃料」に大きく分けられます。
木の幹から作る切削チップ、木くずを再生利用するリサイクルチップ、木の皮や枝葉部分から作られるバークチップ、規格サイズよりも小さなチップダスト、粉状のおが粉などがあります。
Qウッドチップはどのように作られるの?
A原木や木くずを大きさや種類ごとに仕分けして、切削や破砕などの加⼯を⾏います。
人の目で確認し、磁石やふるいを使って異物を取り除き、サイズが整えられて製品になります。
WORK FLOWウッドチップが
できるまで
1. 原料の受け⼊れ
原⽊の受け⼊れ
伐採や間伐などを⾏う林業事業体さん、週末林業をされる個⼈林業家さん、裏⼭の⼿⼊れをされる近隣にお住まいの⽅からも直接持ち込まれます。
最近は、U・Iターンで高知に移住された方の収入源としても注目されています。
⽊くずの受け⼊れ
新築‧リフォームや取り壊しで⽣じる廃材、道路や河川の⼯事、街路樹の剪定やお庭の⼿⼊れで⽣じる枝葉や刈草も受け⼊れています。
2. 加⼯‧製品化
STEP 1:分別‧仕分け
持ち込まれたものは、原⽊、未利⽤材、⽊くずなどの種類や状態に応じて分別管理されます。
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原⽊ 伐採された⽊材
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未利⽤材 間伐材など
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⽊くず 産業廃棄物
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⽊くず ⼀般廃棄物
STEP 2:加⼯
原⽊は、切削加⼯。⽊くずは、破砕処理してチップ化します。
STEP 3:選別‧ふるい分け
色々な用途で利用されるウッドチップ。様々なお客様のご要望にお応えするべく取り組んでいます。
入荷検品時や、製造ラインへ投入するタイミングなど、折々で異物が無いか目を光らせます。
製造ラインには強力な磁石を配置。釘などの混入を防ぎます。
「スクリーン」と呼ばれるふるい分け機でチップの大きさを整えます。
STEP4 :製品化
発電燃料、製紙原料などの⽤途に応じて、由来や種類の異なる様々なウッドチップを製造。
お客様ごとに出荷します。
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切削チップ(原料)
原木を刃物で削って作られます。
紙や木質ボードなどの原料のほか、ドッグランやマルチング材など様々な用途があります。
樹皮を剥いた剥皮チップ(白チップ)、樹皮ごと切削された全木(皮付)チップ(黒チップ)があります。
針葉樹チップ、広葉樹チップのほか、杉、桧などの樹種別の生産も可能です。 -
切削チップ(燃料)
原木を刃物で削って作られます。
主に発電用に未利用証明材から作られ、樹皮を剥かずに切削された全木(皮付)チップが主流です。 -
リサイクルチップ(原料)
ハンマーで叩いて作る破砕チップです。
主に家屋解体材から作られます。
水分率が低いことからドライチップとも言われます。 -
リサイクルチップ(燃料)
ハンマーで叩いて作る破砕チップです。
原料には不向きな再生チップの為、燃料として利用されます。
建設廃材などから作られることが多く、建廃燃料とも言われます。 -
バークチップ
樹皮や枝条部(枝葉)から作られる破砕チップです。
マルチング材やバーク堆肥の原料として利用されます。
未利用証明材から作られるものは、主に発電燃料として利用されます。
細長い形状からピンチップとも言われます。 -
チップダスト
切削チップを生産した際に出る過小サイズの木片です。
ふるい分けした際に、規定サイズ以下の小さいものをチップダストと言います。
ボード原料や敷きわら、燃料などに利用されます。 -
おが粉
チップダストよりも小さい粉状のものです。
畜産用の敷きわら等に利用されます。
3. ウッドチップの納品
発電の燃料になる
ご家庭の電気やスマートフォンなど私たちの生活に欠かせない電気を作る燃料として活用されます。
自然由来の「再生可能エネルギー」として期待されています。
紙の原料になる
私たちが使用している様々な紙の原料になります。
家具やきのこに
モリチップのウッドチップは、家具を作る木質ボードや、家畜の敷きわらにも利用されます。
きのこ栽培の菌床になったり、ガーデニングやウッドチップ舗装としても利用されています。
知らない所でご利用いただいたことがあるかもしれません。
Q&Aモリチップ⾖知識
Q木を切ると、なぜ環境維持に繋がるの?
森林環境を健全に保つには、⽊が密集しすぎないよう間伐を⾏うなど、適切に管理する必要があります。健全な森林は、⾬を受け⽌めて洪⽔を防⽌したり、ろ過してきれいな⽔を供給したり、⼟砂崩れを防⽌したりといった働きも期待されています。
モリチップは、曲がって柱などには使えないような低質材を受け⼊れることによって、⽊を無駄なく資源として活⽤すると同時に、森林環境が健全に維持されるように協⼒したいと考えています。
Q「木くず100%リサイクル」への取り組みは?
現在、私たちは、⽊くずをただゴミとして処分するのではなく、資源としてリサイクルすることが求められています。
モリチップでは、建築廃材は再び⽊質ボード等の建築資材や紙原料に、原料に再⽣できない物も燃料へとリサイクルしています。リサイクルにあたっては、より価値ある資源として再び社会に還元すること、段階的にしっかりと使い切っていくカスケード利⽤の推進に取り組んでいます。
Qバイオマス発電って、どうしてエコなの?
地球温暖化の原因として、CO2の増加が問題になっています。
⽊質バイオマス発電も⽊を燃やすとCO2が発⽣します。しかし、⽊は成⻑するときに⼤気中からCO2を吸収するため、差し引きすると⼤気中のCO2の量は増加しない「カーボンニュートラル」なものであると考えられています。
⽊を燃料にするバイオマス発電は、CO2の排出を抑えて温暖化防⽌に貢献する持続可能な発電⽅法として推進されています。
STAFFモリチップで働く⼈
地元高知のモリチップで、長く働きたいと考えています
プロフィール
岡 柚樹 / Y. OKA
- 工場職員|嶺北工場勤務
- 2020年9月入社
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伸びしろのあるチーム、社会に貢献していると感じられる仕事が魅力です
プロフィール
掛水 詞将 / N. KAKEMIZU
- 工場職員|本社・いの工場勤務
- 2014年3月入社
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家族との時間をちゃんと確保しながら、仕事のレベルアップもできています
プロフィール
⼭﨑 杏樹 / A. YAMASAKI
- 事務職|本社・いの工場勤務
- 2020年4月入社
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みんな助け合いが当たり前になっていて、失敗することがあっても先輩も後輩もフォローしてくれる関係がいい
プロフィール
山本 義智 / Y. YAMAMOTO
- 工場職員|嶺北工場勤務
- 2015年4月入社
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